これは、リアルタイムの記事です。
ですから、決して過去に起きた物事をまとめた記事ではありません。
しかし今の私のように、ある事に関して突然やらなくてはいけなくなった方が
他にもいらっしゃるかもしれないので、
そのような方に向けて勇気と覚悟を少しでも持てるような発信となればと思い、
現在執筆しております。
そのある事とは、「親の介護」です。
これからご紹介するのは、現在私自身に課せられた責任と現在すべきことをまとめた記事になるので、少し愚痴っぽい記事になってしまう面もありますが、どうぞお付き合いくださいませ。
火蓋は切って落とされた
「家に戻ってこない?」
先日の事です。
私は、当然母親にそう言われました。
「どうしたの急に?」
すこし胸騒ぎを感じつつ、私はそう返しました。
すると母親は、少し苦笑いしながら、
「いやね…一緒に居てくれると安心できるんだけどね…」
私は、その言葉から何となく察しました。
(あぁ、お母さんもお父さんももう歳だもんな…となれば…)
そうです、となれば誰かが「介護」をしなくてはいけない時が来ます。
現在、私は結婚しておらず、日々仕事と自宅に帰って寝るの往復を繰り返すだけで、
一人暮らしの状況でした。
時々実家に帰ってはいましたが、本当に好きな趣味や気軽に喋れる友達も居なく、
ある意味暇を持て余しておりました。
(内心では、このままで俺はいいのかと思っておりましたが…)
正直に言います。
非常に面倒でした。嫌でした。やりたくありません。もう嫌でした。
自身の事で精一杯ですし、もしまだこれで自身にお金があって素敵な奥さんが居てとかであれば余裕もあったとは思いますが、私の現在はむしろ逆なのです。
しかし、私はそんな気持ちを持ちつつも、結局実家に戻ることに決めました。
理由は、母親の切ない顔を見たからです。
面倒だけど、何か心が重く辛い感じ。このまま放っておいたら、何か後悔しそう。
そんな気持ちが沸き上がってきたのです。
そして今、私は実家に戻り、まさにこれから親と共に生活をしていこうとしております。
現時点で私が介護について調べた事に関して皆様に共有したいことがあるので、
次の項目に記載したいと思います。
介護の基礎知識?
現在忙しいので淡泊な書き方になりますが、簡単に内容をお伝えしましょう。
①身内に要介護者がいる時は、自身にも介護者の手助けをする義務がある。
②これからどのくらい費用が掛かるのかを何となく分かっておく
③介護の方法はきちんと調べる
以上となります。
①に関しては見て見ぬ振りが出来ない法律が関わっており、知らないと以下の罪を犯してしまう可能性があります。
「保護責任者遺棄致傷罪」
「保護責任者遺棄致死罪」
簡単に言うと、介護の責任を負う者が要介護者に対して放置や事態を分かっていて援助をしない結果、要介護者が死亡や何らかの障害や病を患った場合に、介護責任者に対して懲役を科すといったものです。
つまり、親の介護が本当に必要な時に誰も身内が助けなかった場合は、身内全員罪に問われることになります。
②に関しては親と相談して、
●現在必要な器具や設備(車いすや自宅に設置する介護用の設備など)が必要かどうか
●老人ホームやデイサービスなどの施設に通う必要があるのか
●現在貯蓄はいくらぐらいあり、生活にどれほど費用が掛かっているのか
という金額面を把握する必要があります。
先ずは、家族でこの状況把握をしておかないと無駄な費用が発生する可能性あります。
最後③に関しては、介護をすると言ってもいきなり親を介護施設に入れようという判断をしてはいけませんし、すぐ実現可能な事ではありません。
そもそも介護施設に入るには、地域包括センターと言われる施設などから調査員が自宅に派遣され、その調査結果で判明する「要介護度」という基準が分かってから改めて施設を利用するかどうか決めることになります。
従って、
●自身が家族と一緒に住んで生活を手伝う「在宅介護」をするのか
●自身が実家に戻ることが出来ないので決まった日の援助や介護サービスを併用する「遠距離介護」をするのか
●要介護度に応じた施設に入居させる「施設介護」の方針でいくのか
といった、どの方針を選ぶかが重要となります。
私の家族のリアルなケース
先程は、介護を始めるに当たり必要な基礎知識をお伝えしましたが、
私の家族では、相談した結果以下のような意見がありました。
●出来れば無駄にお金を掛けたくないので、施設は嫌だ
●息子である私が買い物や掃除をちょっと手伝ってくれればいい
(お前も仕事で大変なんだから、私達(両親)にかまう時間が申し訳ないとの事)
●一緒に私(筆者)が居てくれた方が安心できるので、一緒に住んでほしい
●まずは、介護というよりこれから何が必要なのか、何の準備が必要なのかを家族で相談していこう
●この家が持ち家なので、いざという時にお前に(筆者に)引き継いでほしい
とってもリアルな意見ですね。
まだ介護の段階だというのに、親が亡くなった時の対象の仕方なども考えないといけないなど、課題は沢山ありました。
そして、それらを少しずつクリアしていこうという話になり、
これから家族皆で課題に取り組んでいくことになりました。
正直私自身として不安はありますが、それでも少し前に書いた、面倒といった心情は無く、むしろ、これからやり甲斐のある課題に取り組めることにやる気さえ出てきております。
以上が私と両親の現状となります。
最後に
以上ここまで、私に突如課せられたリアルタイムな介護の実状に関してご紹介をしました。
この度は、駆け足な説明やご紹介になってしまい大変申し訳なかったのですが、
皆様も私と同じような状況になった時にこちらの記事を見て、
「とりあえず、スタートラインに立つ」という状況になっていただければ幸いでございます。
diary.st著